以前に塗装工事等でお世話になったお客様から連絡がありました。

戸建の階段を踏み外し、ご主人が怪我を

してしまったとのことです。

訪問して怪我をしているご主人はよりも

奥様が心配しており、手すりをつけて欲しいとのこと。

工事前
工事後

 

階段の寸法は幅75センチ以上、蹴上23センチ以上、踏面16センチ以上と決まりがあります。

この最低寸法では急な階段になりがちで特に築年数が古いと

間取りのために階段の寸法が犠牲になってしまうことがあります。

よくトイレや、洗面の天井が斜めになっていて

階段が急になっていることもあります。

平成12年(22年程経過)に手すり等の規制が

ありそれ以前の住宅では義務になっていないので

手すりがなくかつ、急な階段の家がまだまだたくさんあります。

 

若い頃に建てた時には感じなかったのかと思いますが

現在では新築では手すりをつけなけれることになっています。

無理して我慢をしていると、ふとした時に

踏み外して怪我などにつながる恐れがあります。

 

健康長寿ネットの記事で65歳以上の

階段の事故がトップとのことです。

勿論手すりはできるだけつけて欲しいのですが

中には階段の途中に荷物が置いてあり

足の踏み場がない見ただけでも危険な階段もあります。

ご実家やご自宅の階段周りの荷物等の

点検など是非見直していただけたらと思います。

 

井上廣一