年末の引き渡しに、性能向上リノベーションの
物件仕上げにかかってます。
西濃工場とは見えなくなってしまう部分ですが、
床や壁や天井などを断熱性能を
高めるために壁を一度剥がして復旧します。
今回は気密性を高めるために部分的ですが、
気密シートを貼ったりして隙間を少なくしております。
リノベーションでは既存の柱や下地に
応じて収まりを考えていくことがあります。
その時には設計の時には見えにくかった
部分などもあり、大工さんの経験や技術が必要となってきます。
今回も柱がすべてオール4寸120角になっていて
とても丁寧に作られている住宅でした。
なので、想定よりも廊下の寸法や建具の取り付け
位置等が変わってきてしまい、
現場での調整が必要となります。
今回もいろんなアイディアが出てきて、さすが経験が物を
言うなと言うベテランの大工さんの頼もしさを感じました。
若い大工さんも頼もしいですが、熟年の大工さんの背中と
冗談混じりの、一言一言のアドバイスがが、いちいちかっこいい!
今後だんだん熟練の方の大工さんの数が少なくなってきますが、
少しでも多く受け継いで良い家づくりにつなげていきたいと思ってます。
大工さんはかっこいいというところもっと伝えてゆきたいですね。
井上廣一