冬の家が寒いのは当たり前??
日本では、ストーブやこたつなど人がいる場所だけを暖める生活スタイルが長く続いてきました。その為、冬の家は寒いものだと思い込んでしまっているようです・・・
●脱衣所が寒い! ●夜中に目が覚める・・・
●窓の結露やカビが気になる ●暖房器具を出すのが面倒
●同じ場所からなかなか動けない ●夏は汗だくで料理してる
暮らし方を性能向上リノベーションで変えませんか?
断熱リノベーションのメリット
断熱性能の高い住宅は、冬は暖房で暖めた空気が屋外に逃げにくく少ないエネルギーで効率よく部屋全体を暖めることができます。夏は屋外の熱が入ってくるのを防ぎ、外気が部屋の温度に及ぼす影響を最低限に抑えます。 外気の影響を受けにくいので、室温を一定に保ちやすく、部屋間での温度ムラや天井床間での温度ムラも少なくなり家中快適に過ごすことができます。
1. 健康的に暮らせる
夏は室温の上昇を抑え快適に、冬は冷気をシャットアウトし暖かく過ごすことができます。部屋ごとの温度差を無くし、ヒートショックや熱中症の恐れのない快適で安定した暮らしが実現します。
◆室温18度以上の暖かな家に住む人は健康診断の結果が良いということもわかってきました
2. 冷暖房費の節約
外気の影響を受けにくくなるため、最小限のエアコンで効率良く生活できるようになります。夏冬のエアコンの立上りも早く、快適な温度が長続きする為、エアコンの負荷も少なく光熱費の節約にもなります。
◆上の図は、築30年以上の住宅を断熱リフォームした場合の冷暖房費の比較シミュレーションです。
特に冬場の暖房代が節約できているのがわかります。
3. 結露防止
室内の暖かい空気が冷たい壁や窓に当たって水蒸気が結露を発生させます。結露はカビの発生原因でもあり、カビ胞子はアレルギーを引き起こしたりと体にも良くありません。また構造材の湿気により木部が腐ったりと住宅の耐久性にも影響がでてきてしまいます。断熱リノベをすると室温と壁の温度差が少なくなり、結露の発生を抑えることができます。隙間を塞ぐ気密工事もしっかり行うので構造材の耐久性も損なわず家が長持ちします。
断熱性能と体感温度の関係
断熱性能の低い家では、暖房機器をフル稼働して室温を上げても外気の影響を受けやすく、足元が冷えたり部屋の端が寒かったりと均一な温度環境にならず、体感温度にも差が出てしまします。
断熱性能の良い家
室温20℃
表面温度18℃
体感温度19℃
断熱性能の低い家
室温20℃
表面温度10℃
体感温度15℃
エアコンで部屋を暖めて、室内の温度計が同じ20℃でも、家の断熱性能によって壁の表面温度は違います。断熱性能が低い家では、外気の影響を受けやすい為、壁の表面温度は低くなります。体感温度は、室温と表面温度との平均になるので、表面温度が10℃になると体感温度は15℃となります。室温は20℃なのに寒い寒い!と感じてしまうのはこのためです。一方、外気の影響を受けにくい断熱性能の良い家は、壁の表面温度が下がりにくい為、体感温度も高く保たれます。
断熱性能の良い家は、家の外側から丸ごと暖かさに包まれているようなイメージですので、どの部屋にいっても気温のムラがなく、家中快適に過ごすことができます。
どんな工事をするのかな?
断熱性能の良い家にするには、床、壁、屋根や天井を断熱材で包み、窓やドアは断熱仕様の商品に交換し、家全体を魔法瓶のような構造にするのが理想です。 工事の種類は、床・壁・天井全てを断熱する大がかりな工事から内窓の取付などお手軽な工事まで様々あります。住まい方によっては、リビングだけや寝室だけなど、家の一部分だけをリノベーションをすることもできます。
玄関ドアの断熱工事
断熱仕様の商品に交換します。
玄関ドアや窓は、閉めていても熱の出入りが一番多い箇所です。
玄関ドアからの冷気は廊下や階段の室温を下げてしまう原因でもあります。
窓の断熱工事
樹脂製の窓に交換、または既存サッシの内側に内窓を取付けます。
複層ガラスの内側に熱の伝わりを抑えるLow-E膜をコーティングしたLOW-E複層ガラス仕様です。
壁天井の断熱工事
壁や天井に断熱材をいれることによって外気からの暑さ寒さが伝わりにくくなります。
床の断熱工事
足元の冷えは体感温度にも直結します。
床下に断熱材を施工することで、冷気の伝わりを少なくし室内の温度を保ちます。