相模原市・T邸|引き戸編(玄関〜階段)


Before:玄関を開けるとすぐ階段。室内の気配が正面にのぞく。

玄関を開けると、いきなり階段が見えていましたよね?

そう。家の“気配”が丸見え。だから階段を少し曲げて、まず突き当たりの壁が欲しかったんです。

壁を作ると、何が良くなるんですか?

引き込み戸の相棒は「壁」なんです。壁があると収納も作れるし、視線もコントロールできる。ドアだと開閉の振り代が要って導線が悪くなる。


Before:収納はあるが、扉の“振り代”に縛られて配置が限定されていた。

なぜ“引き戸”、しかも引き込み戸に?

見学会で見た丁寧な引き手金物を引き出す“所作”にずっと憧れてて(笑)。機能だけじゃなく、使う所作の気持ちよさも大事にしたかった。


After:木製の引き込み戸。ガラス越しのやわらかな明かりで、玄関に“居たくなる”雰囲気に。

扉の仕様は?

無塗装の木製+ガラスを選んで、白っぽい塗料で軽く仕上げ。玄関の光を拾ってあかり取りにもなる。陰影がきれいに出ます。


After:見せない収納+引き込み戸+小さく曲がる階段で、視線と動線を同時に整理。

効果と、お客様の反応は?

「玄関が落ち着いた」「片付けやすい」と喜ばれました。
ガラスのやさしい明かりが入るだけで、玄関に“居たくなる”。収納も階段動線も、引き込み戸があったからきれいに収まりました。