先日「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」についてという岸田政権の経済対策が発表になりました。

 

ニュースで取り上げられてご存知の方も多いかと思います。

その中で住宅関係の政策ももちろんありました。

経済対策のURLを開くと27ページあたりに住宅関連があります。

そこからの引用をしますと、、

ーーーーーーーーー以下引用

② 2050 年カーボンニュートラルの実現に向けたクリーンエネルギー 戦略 

我が国は「2050 年カーボンニュートラル」を宣言するとともに、

2030 年度の温室効果ガス削減目標として、

2013 年度から 46%削減するこ とを目指し、

さらに 50%の高みに向けて挑戦を続けるとの

方針を示し た。

これらの目標の実現に向け、引き続き、

グリーンイノベーション 基金、

投資促進税制、規制改革など、あらゆる政策を総動員する。

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とあります。

先日COP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)温暖化を26カ国で話し合う会議中でも2050年までに気温上昇を1.5度に抑える

これを、実現するためにライフスタイルや、住宅の断熱化についても出ています。

 ーーーーーーーー以下引用

国民のライフスタイル転換と企業の低炭素化支援等

 我が国の温室効果ガス排出の約6割は家計関連であり、

国民のライ フスタイルの脱炭素化に向けた転換が重要である。

このため、環境配慮行動へポイントを発行する企業や

地域の取組を後押しする。

また、 断熱リフォーム支援や木造住宅の整備支援など

ZEH・ZEB等の 取組を促進する。

さらに、省エネルギー基準の適合義務化など住宅・ 建築物分野に

おける脱炭素化に資する法案の次期国会提出を目指す とともに、

住宅ローン減税のあり方やリフォーム税制の拡充・延長等 について、

令和4年度税制改正において結論を得る。

あわせて、脱炭 素化に資するまちづくりを推進する。

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この中で国民のライフスタイル転換とありますね。

日本では断熱の義務化が行われていません。

なので住宅の性能はバラバラ。

なので夏は暑く、冬は寒い住宅が沢山あります。

そうなると光熱費がかかるとCO2も多くなる。

既存の住宅をリフォーム等で断熱化することでCO2の削減をしてゆきましょうという政策なんですね。

そうすることで今まで使ってきた灯油や電気代が安くなると家計も助かるということになります。

ただリフォーム代は高いよね!ということになると本末転倒となるので、そういったリフォームには

補助金等を積極的に出してゆきますよ,ということを、言っています。

スマイルでは住宅の断熱リフォームには常に力を入れてきました。

断熱補助金などで最近多いのが補助率が1/3が多いです。

例えば10万円で内窓のリフォームをした場合に33000円が補助になり67000円がリフォーム代になります。

10年ほど前には1/2いわゆる対象工事の半分の補助事業もありました。

上記の例でゆくと5万円が補助になります。

財源は税金なので簡単にはできないでしょうが、補助率の見直しをすると、断熱リフォームも進むのではないかと思います。

私の希望ですが、断熱リフォームと外壁塗装や断熱リフォームと屋根工事などリフォームの定番である組み合わせで補助金が出るようにしてほしいですね。

現在でもあることはありますが、インスペクションやら書類など沢山ありすぎて工務店の負担が多すぎます。

10年前のように工事が終わったら第3者機関に検査をしてもらうようにすることでしっかりとしたチェックがあれば、不正もなく、安心できるリフォームができるじゃないかと経験してきて思います。

今の政権では、コロナ対策もいろいろありますが、意味のある税金の使い方をしてほしいと思います。

スマイルでは相変わらず、断熱リフォーム、耐震化、メンテナンスフリーを目指すリフォームを取り組んでゆきたいと思っております。

井上 廣一