高性能住宅の構造内覧会へ行ってきましたへ行ってきました
月1回住宅の性能を高める性能向上リノベーション講座をやっております。
その中、参加者の方に声をかけて横浜の栄区にある
工事中の現場を一緒に内覧会へ行きました。
どんな現場かと言うと横浜市のプレイスコーポレーションさんの
物件なのですがリノベーション物件です。
この内覧会は横浜市が主催していて、耐震等級3,省エネ等級7と
共に住宅の最高等級の性能を持つ仕上がる前の構造の見学会です。
簡単にいうと中古物件でも新築基準以上に地震に強く
断熱性能も夏涼しく、冬暖かい住宅の完成前の内覧会です。
なかなか構造だけだと普通の方が見るとよくわからない
部分もありますが、逆に内装ができてしまうと
全くわからないところになるので
現場での説明や仕様などを
スマイル高性能住宅調査隊（勝手に井上が命名）と
一緒に偵察してきました。(^^;;
さすがに不動産屋さんの目のつけどころで
土地の条件がとても良く南側が公園になっており
建物が立たないためにたっぷり日差しが降り注ぎ
そしてきれいに区画されたとても静かな環境だなぁと感じました。
近くにスーパー、コンビニもあり普段の買い物等には
困らないなぁと感じました。
ただ駅から少し離れていると言うのはありますが
自然のエネルギーをたっぷり受けられる土地なので
住宅の性能を高めていき太陽の日差しを受けられるよう
南側の窓開口を大きくとっているのが印象的でした。
そしてサッシはトリプルガラス（ガラスが３枚あるサッシ）で樹脂製。
ちなみにアルミサッシと樹脂サッシでは
熱の伝わり方が1000倍も樹脂の方が
伝わりにくいので
外部からの熱の影響を受けにくいのです。
天井の断熱材は30センチもある断熱材が
入っており、床下も18センチほどの厚みの断熱材が
入っております。
外壁の断熱材は構成のグラスウールが
10センチ+外側に40ミリのボード系の
断熱材が付加断熱されています。
付加断熱とは外部の壁の外側にさらに
断熱材をつける事でさらに断熱を強化できます。
これもとってもきれいに施行されており
下地の段階ですが、とてもきれいだなぁって言う感じました。
リノベーションで断熱的に1番不利になる部分が
玄関とお風呂場の工事です。
断熱性を高めても隙間がたくさんあると
あまり意味がないんですがその断熱性能が
上がりにくく、また施工しづらいところが
玄関とお風呂です。
こちらですごく
参考になったのがユニットバスの床です。
通常ユニットバスはリフォームの場合
タイルを解体して高さを調整してコンクリートの土間打ちます。
ユニットバスを設置すると隙間がかなり出てきてしまうので
ユニットバスの下に床を組んでしまいそこに
断熱材を180ミリ位入れ隙間に断熱気密処理していました。
流石の工夫と技術力です！
玄関もマンションのように土間と
家の中の床が2、3センチ位の段差で
ここも断熱材充填して土間を張っている仕様になってました。
細部に気を配りながら施工しているのがとても感じられます。
内覧会当日に気密測定の
チェックをしていたようで
隙間男サーモカメラで
確認しながら埋める作業も見られました。
こうした地道な作業が
断熱材の厚さだけでなく
住宅の性能を上げているのを
お客様と一緒に確認できた事は
とても良かったかなと思ってます。
こちらはプレスコーポレーションさんで
今後売り出す予定でおります。
また完成した際には内覧会に
寄らせていただけたらと思っておりますが
そういう住宅をが気になる方は
ぜひまた内覧会の告知をさせていただきたいと思います。
これからのリノベーションや
新築を建てる際には
見たり聞いたり感じることが
とても大切になっていると私は思います。
高性能の言葉ばかりが先に立ってしまいますが
これの裏返しは家の中でどこでも均一な室温で
夏でも冬でもストレスのない生活ができ
大きな地震に対しての安心感という
プライスレスな生活が待っていると
言う事はなかなかわかりません。
この冬はとても寒かったですが灯油を
買いに行かなくても少しのエアコンの
エネルギーで快適に暮らせる
住宅づくりが
この高性能住宅には詰まっております。
今後も性能向上リノベーションの講座を
進めていき少しでも暮らしやすい
家づくりを提案していきたいと思っております。
ぜひお時間のある方は講座の方への
お立ち寄りお願いいたします。
確かな技術で長持ちする住宅を
手に入れていただけたらと思います。
お問い合わせは プレイスコーポレーション様へ