ここのところテレビをあまりみていなかったら
台風21号の映像が出ていて、
トラックが横転したり乗用車が転がっていたり、
プレハブも転がっていったりと西日本を
中心に神奈川でも強風が吹き荒れました。
被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。
私も事務所で4日の夜にお客様から電話があり、
棟の板金が外れて電線に接触しそうだということで、
命綱などを利用して、撤去を行いました。
正直恐怖を感じました。そのくらいひどい風でした。
そんな中、和室の内装の仕上げで最終日の工事を行いました。
和室の部屋の天井を先日剥がして断熱材を
入れたのはご存知だと思いますが、(そのブログはこちら!)
そこにクロス下地を施しクロスで仕上げます。
もともと和室の壁が京壁という左官仕上げで、
布団やベッドなどが壁に触れるとポロポロと砂状になり落ちてきます。
今回はその京壁の上にパテを塗り固めてクロスを貼りました。
和室の場合柱が見える作りでこれを真壁と言います。
洋室の壁の柱を覆う壁のことを大壁と呼びます。
今回は柱を表したまま、壁と天井をシンプルな細かなリシン柄のクロスで仕上げました。
天井が木目の天井だったのでそれが白系の
クロスになっただけでも、明るくなり、
お客様も喜んでいただけました。
↑工事前の天井
民泊などでは外人の方が古き良き日本の建築に
泊まりたいとのことで、あえて和室の部屋に古くても人気があるそうです。
畳でゴロンと慣れるのも和室ならでは。
綺麗になると凛とした感覚になるのは私だけでしょうか?
これも和室だからかもしれませんね。(^-^)
井上 廣一