内窓ってご存知ですか?
12月になり寒くなりますがこれは外の寒さが家の中に入ってくると家が冷えますよね。
暖房することで寒さをしのげます・・・
ですが、電気代が高騰しているので電気代は節約したいところです。
木造の住宅で外部からの影響が一番あるのが窓です。
窓はアルミでほとんどができています。
アルミは鍋などに使われる素材で熱を伝えやすいです。
外の温度が下がれば冷たい温度がアルミサッシが熱を家の中に伝えます。
外壁も断熱材が薄いと影響がありますが、断熱材を簡単に取り替えるのは難しいです。
窓の場合も解体したりすると内装や外壁の補修が出てきます。
そこで、窓を壊さずに内側にプラッチック(樹脂)でできたサッシを既存の大きさに合わせて注文し取り付けます。
樹脂はアルミとの熱の伝わりが1000倍も伝えにくいので寒さが家の中に入り込まないのです。
内窓をつける前↑隣はその窓をサーモグラフィーのカメラで温度を確認↑
窓の縁のアルミ部分が紺色で温度が低いことを表しています。オレンジが温度が高いところです。
内窓を取り付けた後↑サーモの写真では青いところがなくなり温度ムラがなくなります。
内窓のイメージは絵で見るとこんな感じです。↓
この様なサッシを家中の窓に取り付けると暖房やエアコンが効きやすいので、電気代を抑えられるようになります。
内窓もガラスを2重にするペアガラスにするとさらに性能が上がるので、できれば一枚のガラスよりペアガラスにしておくと補助金等が使えたりしますし、効果も大きいのでぜひお勧めいたします。
↑手前が内窓のペアガラス。これで新築の窓と同等の性能になります。
このお客様のところでも、断熱改修を行ったので断熱材と内窓を合わせて
『子ども未来住宅支援事業』という国の補助金を活用して約7万円ほどの補助が出ます。
掃き出しの窓と腰窓の典型的な元和室にあった窓サイズですが、取り付け含めて約15万前後の工事費です。
できれば家全体に取り付けを行うのが一番効果ありますが、部屋単位でもよいと思います。
いつもいるリビングや、寝室などは寒さが気になるところなので、取り付けられるお客様が多いです。
先日新たな補助金が発表されました。
『子どもエコ住まい支援事業』という補助金事業です。
諸条件ありますが新築では100万円、リフォームでは30万円の上限金額です。
優先順位は断熱材や窓の工事を行うこと。
それにトイレや洗面、給湯器などの工事を一緒にやることで補助率も多くなります。
リフォームをする際には計画的に行うことで工事費等も節約ができるので、是非この時期ご検討いただけたらと思います。
補助金には予算がありますので、期限前に補助金が使えなくなることがよくあります。
住宅の性能を上げながら補助金も活用してさらに暖かく、快適で光熱費等も節約できる、とてもよいリフォームとなります。
井上廣一