先日リノベの工事が終わった現場の外構工事を行いました。

 

ウッドデッキとスロープ、植栽等の工事です。

ウッドデッキは今回は在庫の材木も使わせていただきました。幕板と基礎の部分がイペ。アイアンウッドとも呼ばれシロアリ等の害もありません。 ただ硬すぎて下穴を空けるキリが何本も折れるほどです。 デッキ部分はセラバンガツというこれも腐食等には強いものです。 もともと塗装がかかっていますがさらにフェンスの塗料と同じモイスをぬり高級感のある色合いになりました。

以前から玄関までに向かう通路がスロープになったら便利だと思っていたとお施主様からの要望。

 

植栽を植えるところの整地と配置を決めているところ。

以前から植栽が好きだったお施主様ですが今後のことを考えて比較的手を入れない植栽等が良いとのこと。

本来は少し背の高い青だもやヒメシャラなども考えていたのですが、落葉樹だったので今回はオリーブをメインにしました。

ウッドデッキと植栽完成 リビングの窓から伸びたウッドデッキに出るとすぐにオリーブや植栽を眺めることができます。 玄関に入ってきた時にもアイストップとして一旦植栽に視線がゆき、その後木製の優しい玄関ドアが迎えてくれる。
ウッドデッキは室内からの外への広がりと、植栽等が見渡せる庭がセットになっていると生活感にゆとりが生まれると感じています。 このようにデッキに映る植栽の影でさえ愛おしく感じます。

オリーブも大きくなるのですが、途中一緒にお手入れ等も相談しながら決めました。

上部の植栽はヒイラギナンテンでこれは春には特徴のある花が咲きます。それぞれにお花が付く植栽はそれだけで楽しめますし季節を感じることができます。

その他にガーデンロックの黒っぽい石をアクセントとして配置しました。

水に濡れると岩の地層の白い部分が浮き上がり、水やりや雨の日も楽しめます。

今回は比較的小さなものが主流ですが、大きいのはそれなりに迫力もあります。庭の表面にはマルチング材と言って木の皮を敷き詰め、水を撒いた時の保湿効果や、石と植栽の緑とのバランスが良いので高級感もあります。 雑草の防止にも役立つのです。
この植栽はコルジリネで茶色のツンツンした形が、特徴で、アクセントにもなっています。 ウッドデッキやマルチング材との色合いがとても良いです。

駐車場のポストまでの土の部分は敷石と、グランドカバーのディコンドラという緑のじんわりと広がるものにしました。

敷石とディコンドラ ダイコンドラとも呼ばれよく見ると葉っぱの根っこがカイワレ大根みたいになっています。これはグリーンですがシルバーもあります。当初シルバーも用意したのですが、工事中にどんどん萎んでしまい、グリーンのものにしました。 シルバーはスマイル事務所に植えました。生き返ってくれたら良いのですが。

 

シマトネリコの苗を買ってきたらちょうど3株に分かれそうだったのでわけたらとっても綺麗な姿になったのでフェンス下と玄関前に2箇所に分けて植えました。もう一つは植える場所がなかったので、これもスマイルで大事に育てたいと思います。
フェンス側の下もディコンドラでグリーンになり雑草が生えにくいようになってもらえたらと期待しています。

 

春から夏にかけて徐々に緑が増えてゆく小さなお庭が今後も楽しみです。

 

井上 廣一