大切な家族の命をまもる
毎年年末年始を迎えると、ドキドキしてしまいます。
なぜか?
住宅内でのヒートショックでお風呂やトイレでの死亡につながる事故がとても多い時期だからです。
東京消防庁の資料によるとお風呂の入浴中の死亡者数は冬の時期にとても多くなります。
12月から1月、2月がとっても多くなっています。
しかし、今年2019年は、、、。
暖かい日が多くなっています。
こんな時期が一番よくないですね!
暖かい日は寒暖差が大きいために特に事故も起こりやすくなります。
また高齢者がいらっしゃるご家庭ではお風呂での溺れてしまう、事故が多くなります。
これも東京消防庁データーですが下の赤枠のところを
見ていただくと65歳以上の高齢者の比率が85パーセント近く多くなっています。
なぜ溺れるかは色んな原因がありますが、
寒いところでは血管が収縮している状態で、
浴槽内に急激に暖かくなると血管が広がります。
そうすると、血流が良くなることで
脳梗塞、脳溢血などを引き起こします。
これが浴室の中で怒ると浴槽内に顔が沈み、窒息してしまいます。
浴室内での死因の一番多いものは窒息死になっているのはこの為です。
ですので、高齢者のいらっしゃるご家庭では、
お風呂時間を確認をしてマメに声をかけるなどの
心配りをお願いしたいと思います。
見守り機能の設備機器などの広がりが多くなってきました。
ノーリツの給湯器では全ての機種ではありませんが、リモコンにセンサーがついていて、お風呂に入ったことを音で知らせたり、浴槽に入って5分すぎると、音で知らせる機能があるので、これだとキッチンのリモコンで浴槽内の様子が確認できるものがあります。
「GTC2462」シリーズ
見守りマークの給湯器が対応です。
給湯器本体とリモコンに内臓されているセンサーが入浴時の人の動きを感知。入浴者の状況を台所リモコンにLEDランプで表示するマークです。
他社のメーカーでも見守り機能が増えてきていますので、給湯器なども交換の際に、機種選びはとても大切になりますね。
断熱リフォーム対策
一番のヒートショックでの対策としては、断熱リフォームです。
寒い原因を取り除くことが必要。
お風呂はタイルからシステムバスへ
タイルのお風呂はとても豪華な印象がありますが、
冷めきったタイルは温めるの時時間がかかります。
また家にとってもタイルの亀裂などで土台や柱を水がまわり
腐朽菌が木を腐らせることになります。
腐食するとシロアリや地震の時の耐震性が弱くなります。
またシステムバスを選ぶ際にも浴槽に断熱材が施行されている商品や
システムバス全体を断熱材で包み込む商品もあります。
TOTOのシステムバス戸建て用サザナは浴槽の断熱材と断熱風呂蓋でお湯が冷めにくく、追いだきが少なくなるために、ガス代の節約にもなります。
同じくTOTOサザナですが、システムバス全体を包み込む、断熱材パックもあります。
意外と知られていないので、リフォームでの必須アイテムとしたいところです。
リフォームの際には見逃せないポイントになりますので、
カタログやショールーム見学の際には、是非ご検討をしてください。
窓の断熱を!
住宅の断熱性も重要です。
アルミサッシは熱を伝えやすい素材です。
お鍋などもアルミ製があるくらい熱がつたいやすいです。
外の寒い温度を室内に伝え続けるので結露や冷気に繋がります。
そのために内窓の素材は樹脂でできています。
樹脂とアルミの熱伝導率の差は1000分の1です。
下のイラストは日本樹脂サッシ協会の鍋等がアルミでできているイラストです。
大きな窓がある場合には、窓の断熱化として内窓を取り付けることで寒い外の冷気を抑えることができます。
既存の窓に合わせてオーダーで作ることができます。
寒いと感じたら一番にやっていただきたいリフォームです。